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◆ベンチマークを下回るヘッジファンドPF
2018.10.10 -
こんにちは、株の学校 マナカブ.com講師の中山です。
本日は、ことしの欧米ヘッジファンドたちの平均パフォーマンスをご紹介したいと思います。
まずは直近の各指数の年初来パフォーマンスについてです。
SP500が群を抜いて高パフォーマンスを上げていますね。
昨年もそうでしたが、ことしは本当に米国株が独歩高となったイメージです。
日経平均は0.44%・・・なんともまぁ上昇率寂しい結果です。
ただ上記は8月末までの集計なので、9月の大きく上昇したところは含まれていません。
続いてこちらがヘッジファンドたちの平均パフォーマンスです。
年初来で最も良くてマルチストラテジー戦略を主軸とするヘッジファンドがトップですが、その年初来パフォーマンスはたったの2.32%と、ベンチマークとされる指数を大幅に下回っていることが分かるかと思います。
Emerging MarketsやManaged Futuresを投資戦略としている投機筋はことしの年初来パフォーマンスはいまのところマイナスです。
プロでさえこのレベルです。
たった年で3%も出せばプロに勝てます。
最近ノーロード型も増えてきましたが、ここからさらに信託報酬などの手数料が加算されますので、委託している投資家に入る報酬は微々たるもの(マイナスとなれば元本割れ)となってきます。
預けるより自分で運用した方がいかに良いか。
マナカブ生の皆さん、少し自分の成績に自信が持てたのではないでしょうか^^
今年も数十パーセントの利益を出されている方がほとんどで、中にはブログでもご紹介しているように、2倍を超えるような結果を出していただいている方もいらっしゃいます。
種銭がそれぞれ違うため金額でみればブログでもご紹介しているように、月で100万円以上利益を上げられる人もいれば、10万円程度の方もいるかとは思いますが、率に直せばさほど大差はないはずです。
今年から株を始めて利益を上げられているマナカブ生は自信を持ってくださいね。プロに預けると惨憺たる結果となってしまいます。
海外メディアをチェックしていましたが、ファンド勢の中にはこんなことを言い出す始末です。
プロのくせによくこんな恥ずかしいことが言えるなと、、、
自分の投資戦略が悪いのを棚に上げて外部環境のせいにしているようでは相場で生き残るのは難しいと思います。
どんなTAA組んだらこんなことになるのか逆に教えてもらいたいくらいです。
マクロデータをしっかりと観測していれば良好な米国のファンダメンタルズ、これだけでもコモディティの上昇圧力となり、中東リスクが高まればさらに上昇、これが金利の先高観を誘発しアメリカのGB価値が下がることなんてサルでもわかることです。
相場の世界は優勝劣敗、「結果がすべて」です。
さらにはプロは大量の資金を使って、HFT(高頻度高速取引)を駆使してくれますのでボラタイルな展開にもなりがちです。
このボラを僕らは掬ってあげれば良いわけです。
「個人はプロに勝てない」とよく言われますが、全くそんなことはありません。
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