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◆情報の非対称性こそ株の恐ろしさ
2019.11.14 -
こんばんは、株の学校 マナカブ.com講師の中山です。
「情報の非対称性」
情報の非対称性とは、利害関係当事者間の保有する情報に格差があること。
株式市場においては、企業が持っている自社の情報と、投資家が日常的に知り得る情報の間には、大きな格差が生まれる可能性があり、この企業と投資家間の情報乖離を防ぐため、法によって有価証券報告書の提出を義務付けるなど、企業に積極的に投資家に情報公開するよう促しています。
情報の非対称性の解消をはかることは、市場全体の信用度を高め、活性化させることにもつながります。
本日、日経新聞でも大きく取り上げられていましたが、Zホールディングス(ヤフー)とコミュニケーションアプリのLINEが提携するというニュースがありました。
この材料をきっかけに両社の株価は本日大きく跳ね上がることとなりました。
保有されていた方、おめでとうございます!
このように良い材料によって株価が大きく上昇することもあれば、逆にネガティブな材料によって下がることもあります。
こちらの銘柄、本日▲18%という大幅下落となってしまっています。
銘柄はプロトコーポレーション【4298】です。
中古車の「グーネット」と言えば最近関東ではCMも積極的にやっていたので知っている方も多いのではないでしょうか。
この会社に何があったかというと、前日に同社の連結子会社の代表取締役社長と役員の合計3名が不正競争防止法違反の疑いにより逮捕されたというニュースをきっかけに暴落しました。
これがまさに投資家と企業間における最も怖い「情報の非対称性」というやつです。
ここの投資家の方は本当にやるせないと思います。
もし、子会社で代表者が逮捕されるようなことを裏でしていたと知っていたら、果たしてこの会社の株を買っていたでしょうか?
まずそんな方はいないと思います。
もちろん、そんな疑いもなく企業の表面的な数字で多くの投資家は売り買いを判断する(それしか出来ない)ため、このような内部の問題が出てくるのは事後なのです。
「社長が逮捕されるかもしれない」
「もしかしたら粉飾決算をしているかもしれない」
「もしかしたら脱税しているかもしれない」
こんなところまで考えて投資が出来ますか?
カネを投げれば少なからずこの情報乖離を避けることはできません。
ヤフーとLINEの提携も同じことです。
本日、大幅高をしていますので空売りを入れていた売り方は青ざめていることだと思います。
このようなポジティブな材料が出ると分かっていれば空売りしていないと思います。
でもこれが株の世界なのです。
「株はギャンブルだ」と言われても仕方のないところかもしれません。
しかしこれを避けることが出来るやり方があればどうでしょうか。
ギャンブルにはならないわけです。
ほかにも悪決算、好決算、業績修正で翌日以降の株価が振り回される。
上がればいいですが、失望売りとなることもあります。
これが四半期に一度ありますからね。投資家としてはそのたびに胃を痛めて疲れると思います。
半年以上株のご経験がある方は経験されていることだと思います。
個人投資家の多くはなんでこうも難しい試合をやりたがるのか、、、自分でもおそらく気づかない難しいところで戦っていて資産を減らしている方が多いのです。
株をやるならばまずは銘柄選び、そしてその銘柄で悪材料が出るかもしれないからリスクを抑えるために分散投資!
はい、不正解!
だからこれが難しいことをやっているってことなんですよ!笑
日本人は基本勤勉です。
だから巷間言われている株式投資を学んで信じて、、、そして負けてしまうのです。
もし本屋で売っている株の本の言うとりにして利益が上げられるのであればそこら中億万長者だらけです。
そうなっていますか?そういうことです。
だからこそ逆行かないとなんです。
こういう人間が多いということは、マーケットでどういうことが巻き起こるのか?起こりやすいのか?
どういう投資スタンスの人間が多いのか?
少し話が逸れましたが、もしこのような悪材料を避けることが出来るやり方があればどうでしょうか。
マナカブではこれらの材料というものに振り回されずに済む手法を教えています。
これらの「材料」というものに翻弄されて疲れた方は、無料セミナーにお越しいただければと思います。
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