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◆本日は巣籠り後銘柄から2本ストップ高!
2020.08.25 -
こんにちは、株の学校 マナカブ.com講師の中山です。
昨日に引き続き、個別銘柄の話です。
個人的にはやれ何が上がった、これが上がったという話をブログですることはあまり好きではありませんが、個人投資家さんの銘柄探しのヒントになればと思います。
このコロナ禍で上がる銘柄、そして下がる銘柄には明確な優勝劣敗が突き付けられている(た)わけですが、本日はきのう報道にすでになっていましたが、新型コロナウイルス感染症から回復した人の血しょうを使った治療法の緊急使用を米食品医薬品局(FDA)が許可したことや、英製薬大手アストラゼネカとオックスフォード大学が開発中の新型コロナワクチンについて米政権が大統領選挙の前の緊急使用の許可を検討していると伝わり、この治療法やワクチンの使用によりコロナ禍が終息に向かうとの期待から景気敏感株を中心に買いが入る展開となりました。
米国では航空機大手のボーイングが+6.4%の上昇となり、景気回復期待から原油価格も上昇したことからエネルギー関連株のシェブロンやエクソンモービルなどもそれぞれ2.5~3.0%の上昇、リスクオンの動きから債権が売られ米長期金利が上昇したことからJPモルガンやゴールドマンサックス、そしてVISA、アメックスなどの金融株も軒並み上昇となりました。
また個別の材料としてはアップルが今月末で1:4の株式分割をすると公表していることもあって、その権利取りゲーム中であり、500ドルを超えて年初来高値を更新中です。
日本株もこの流れを継いで日経平均株価は300円を超える大幅高となりました。
ただ注目は業種別で見るとこんな感じです。
何が注目なのかというとこれまで蚊帳の外に追いやられていた空運をはじめ、繊維、紙パルプ、鉄鋼や非鉄金属などの景気敏感株への物色が強かったということです。
マナカブでも上がっている巣籠り関連を追うよりも、いま値下がりしていて今回のようにワクチン開発報道などがあれば見直される銘柄として巣籠り後関連銘柄を先月下旬にピックアップしていました。
マナカブ生の方は7/26のマメカブくんがつぶやいているチャットワークをご確認ください!
カーブスHD【7085】
ルネサンス【2378】
セントラルSP【4801】
東祥【8920】
247【7074】
エイチ・アイ・エス【9603】
エアトリ【6191】
ベルトラ【7048】
旅工房【6548】
アドベンチャー【6030】
HANATOUR【6561】本日ストップ高比例配分!
JAL【9201】
ANA【9202】
ベストワンドットコム【6577】本日一時ストップ高!
チャートをキャプチャーするのが疲れてきました、、、
もうひと踏ん張り!
博展【2173】
ヒビノ【2469】
ぴあ【4337】
TKP【3479】※エントリータイミングなし
スペースマーケット【4487】
以上が7/26にピックアップした銘柄になります。
少々分かりづらいですが、それぞれの銘柄の矢印の起点となるところが配布しているテキストでもお伝えしているようにエントリータイミングを迎えたところになります。
マナカブ生の方は改めて銘柄とチャートを見比べてエントリータイミングがどこにあったのか、確認していただければと思います。
最後から2番目のTKPだけが7/26のピックアップした日以降で、残念ながらエントリータイミングが訪れず、結局はその後上昇となってしまいましたが、すべての銘柄がほぼ底値で買えたところから上昇となってくれました。
買われていたマナカブ生の方、おめでとうございます!
そして本日、ストップ高比例配分となったのがベストワンドットコムです。
日本のベストワンドットコムをせっかく出したので本家本元はどうなっているか、米国株の大型旅客船銘柄もご紹介します。
まず上のチャートがS&P500との年初来パフォーマンス比較ですが、「年初来」でみると厳しい状況が続いています。
ただ、下のチャートは直近1か月来のパフォーマンスですが、こちらではS&P500指数を3社ともアウトパフォームしてきています。
つまり、この直近1か月でやや流れが変わってきたということを意味します。
さすがにクルーズ船最大手のカーニバルは日本でもことしの2月に横浜港に新型コロナウイルス感染者隔離で停泊していたダイヤモンドプリンセス号の親会社だったということや、6月に米格付け会社から「BB-(ジャンク級)」に格下げされたこともあって2社に後れを取っていますが、それでも直近1か月で見るとS&P500をアウトパフォームしてきています。
これは先ほど日本の巣籠り後関連銘柄にも言えることで
まずはマーケットの大きいコロナ禍で運動不足解消のフィットネス、ペントアップディマンドを持つ旅行関連が先に上昇し、そして最後に「密」が意識・警戒されやすいライブイベントという順にセクターローテーションが進んだ結果が上昇率の違いに出てきているものと思われます。
ここからが注目点ですが、今回取り上げた銘柄は3月に安値を付けた後、5月6月でリバウンドしましたが、今回の上昇でもまだその5月、6月高値を超えてきていません。
この動きから察するに本格的な戻りというところはまだ警戒感が拭えていない証左であると思われます。
監視しておいて、この5月、6月高値水準を超えてくればトレンドが変わってくるとみています。
その契機となってくるのはやはりワクチン開発の進捗にかかっています!
ただし!、ただしワクチンが開発されたあとの相場展開はまた一波乱あります。
本日もメルマガでお伝えしていますので読者の方は今一度読んでいただければと思います。