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◆目先はキャッシュ比率を高めで過ごす

2021.07.06

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 28,598.19 -185.09
TOPIX 1,948.99 -7.32
マザーズ 1,190.83 -9.54
NYダウ 休場
ナスダック総合 休場
S&P500指数 休場

きのうの米国市場は独立記念日の祝日で休場でした。

欧州市場を見ると、主要のドイツ、英国、フランスの指数は上昇となって
いて、きのうの日経平均株価は値がさ株のファストリ、ソフトバンクの2銘柄
が下落したことで日経平均株価を147円と大きく押し下げました。

 

米国市場が最高値を連日更新する中で、日本株の弱さの要因としては
コロナワクチンの供給不足による接種の中断、インドのデルタ株を含む
変異種増加の中での五輪開催による感染再拡大懸念とやや目先に不透明要因
横たわって来ているのが要因かと思われます。

特にきのうは米国がお休みだったということもあって、その中で動きづらい
展開でしたし、しばらくはこう着感の強い相場展開にならざるを得ないと
思われます。

◆目先はキャッシュ比率を高めで過ごす

短期で取引されている方にとっては動きが鈍く非常にもどかしい地合いと
なりますが、これも相場です。
致し方ないところでしょう。特にこのようなときは薄商いとなるため、材料
が出た銘柄に物色の矛先が向かいやすく、それ以外は蚊帳の外という
感じです。

 

また国内要因として目先は主要な日本株のETFの決算日が集中します。
このため決算を迎えるETFの分配金をねん出するための売りが日本株の
上値を重くしやすい状況です。

スケジュール的には今月8、9日にETFの決算日が集中していて、全体として
6000億円~8000億円程度のねん出売りが想定されており、この2日間は
安くなる可能性があります。

このイベントは毎年恒例のため、相場の流れを大きく変えるようなもの
ではありませんが、そのときのマクロ環境次第では「その後のトレンドを
変える」可能性はあるとみています。

今回は先にも述べたように日本に横たわるワクチン接種の中断、五輪開催
は歓迎されるものであるものの、それによって感染者数が増えるのか、
変わらないのか?このあたりが手を出しづらい状況となっているだけに、
ややキャッシュ比率を高めて過ごすのが安全かと思います。

 

※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり
ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を
負いません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるように
お願いいたします。


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