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◆日米株、反発するも目先は一喜一憂で乱高下

2021.11.30

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 28,283.92 -467.70
TOPIX 1,948.48 -36.50
マザーズ 1,095.78 -32.88
NYダウ 35,135.94 +236.60
ナスダック総合 15,782.83 +291.17
S&P500指数 4,655.27 +60.65

週明けの米国市場は3指数揃って反発となりました。

先週末はコロナ変異種「オミクロン型」への警戒からダウは一時1000ドル以上下落し、
ことし最大の下げ幅を記録しましたが、バイデン大統領がロックダウン(都市封鎖)などの
行動規制の早期導入に関して否定的な考え方を示したことで過度な景気減速懸念が後退し
反発となりました。

 

ワクチン製薬のモデルナがオミクロン型に有効なワクチンの早期開発を示したことも期待感へと
つながり同社は+12%上昇、その他ハイテク株を中心に買い直される動きがみられました。

 

個別ではアップルやマイクロソフト、アマゾン、グーグルなどが上昇。

一方で感染拡大に拠る利上げ観測懸念が後退していることで債券が買われ、金利が低下したことで
ゴールドマンやJPモルガンなどの金融株が弱く、景気敏感株のキャタピラーやボーイングなども
弱い動きでした。

 

◆日米株、反発するも目先は一喜一憂で乱高下

週末の下げから一転、きのうは上述したようにポジティブな材料があったことや下げ過ぎからの
自律反発がみられ、米国株は上昇となりました。

これを受けて日本株も上昇となるかと思いますが油断はできない状況かと思います。

 

欧州を中心とした各国では水際対策による感染拡大防止しかありませんが、防止を行っていても
目先感染が拡大している報道がでればたちまち再びリスクオフの動きになりやすい状況にあるとみています。

(南アのコロナ感染状況)

 

オミクロン株が見つかった南アでは足元で着実に感染者数が増えてきており、南アの保健省によれば、
今週末までに1万人を超える可能性があることを示唆しています。

 

すでにベルギーでも欧州初となるオミクロン株感染者が確認されてか、英国、
ドイツ、イタリア、オランダ、チェコ、オーストラリアでも感染者数が出ている
状況です。

 

(Greed&Fear Index)

加えて市場参加者のセンチメント(投資家心理)を示すGreed&Fear(欲と恐怖)指数では45ポイントと
恐怖寄りとなっています。

 

この水準は何かあればすぐにセンチメントが冷える状況になりやすいことを示しています。

 

ファイザーやモデルナなどが提供しているいまのワクチンがオミクロン株に一定程度の効果があるとなれば
一気に値を戻す形になるでしょうし、逆に効果がない、感染者数が欧州、米国に拡大していくような
ヘッドラインが出てくるようだと、オーストリア以外でもロックダウン(都市封鎖)を実施する地域も
増えるのは火を見るよりも明らかで、経済正常化の遅れから再度売られる展開になるかと考えています。

 

「マーケットは経験値を蓄える」

ただ、これまで感染が拡大するたびに何度も各地で行われたロックダウン、日本では緊急事態宣言ですが、
これに対する投資家の耐性はついています。

 

よって、感染拡大によって売られれば、次はロックダウン再開で買われる動きが出てきますのでこの流れを
熟知していれば、そこは仕込みのチャンスとなってくるでしょう。

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◆11/29(月)

・マナカブトレードで利益確定した銘柄

鳥羽洋行【7472】
10/11 エントリー
11/29 利食い +2.2%

ハウテレビジョン【7064】
10/26 エントリー
11/29 利食い +11.0%

ウェルス・マネジメント【3772】
10/19 エントリー
11/29 利食い +32.4%

ホットリンク 【3680】
11/12 エントリー
11/29 利食い +57.0%

・ロスカット銘柄

ニホンフラッシュ【4100】
10/8 エントリー
11/29 LC-0.1%

NTTデータ・イントラマート 【3850】
11/15 エントリー
11/29 LC -4.9%

フリージア・マクロス【6343】
11/18 エントリー
11/29 LC -1.6%

日本金銭機械【6418】
11/22 エントリー
11/29 LC -7.5%

サノヤスHD【7022】
11/25 エントリー
11/29 LC -6.9%

 

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ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を
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